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◆米人のご紹介

◆米人メンバー様入口

2015年11月11日 (水)

2015新米便り - 三日月町 -

「さがびよりも、そろそろ刈らんないかんばってん、
 今年は天気の悪かけん、米がなかなか太らんとよ」

 佐賀県三日月町の「がばい元気なお米」七島父ちゃんのレポートです。

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2015新米便り - 蛍の里 -

 暑さがピークの8月初旬。新潟上越・頚城(くびき)村の田んぼです。

 気温は同じ35度でも、緑の絨毯を敷き詰めた農村の暑さは都市部とは異なり、清涼感のあるマイナスインを田んぼが発しています。穂が頭を垂れ始めた早稲品種の酒造好適米「五百万石」を案山子が見守ります。もちろん、地域の案山子コンテストのイベントであり、鳥から籾を守る効果のほどは、鳥に聞いてみなければ判りませんが、案山子が田んぼにたくさん立つ風景は、どこか懐古的で郷愁を感じます。

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2015新米便り - 武蔵の里 -

 岡山県美作市「さのも営農組合」の中嶋さんの今年の米作りのひとコマです。

■ 5月下旬

 上の写真は田植えが近づいた「山田錦」の育苗の様子です。ご存知、吟醸酒など高級な日本酒用の酒米として有名なお米です。中嶋さんのグループでも、需要が増えている山田錦の契約栽培も行っています。コシヒカリなど主食用のお米と比べて、販売先や価格が決まっており営農計画が立てやすいというメリットがありまが、栽培の難しさや収穫量が安定しないなどの難点もあります。

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2015年11月10日 (火)

2015新米便り - 白鷹町 -

<山形白鷹町「サンファームしらたか」の今夏と秋のレポートです。

7月30日・お昼過ぎに「サンファームしらたか」さんの圃場に到着いたしました。
当日は、晴天で初めて見る山形の圃場は想像以上に大きく・壮大で迫力が有りました。
圃場を説明してくださる小口さんは、私が想像していたとおりの素朴な東北の方でした。

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今のところ大変順調で、ここ2週間雨が降らず少し渇水が心配だとおっしゃておられました。

「サンファームしらたか」さんの枝豆の収穫も見せて頂きました。
これもまた、初めて拝見するシーンで大変勉強になりました。

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9月28日
16:00頃に「サンファームしらたか」さんに到着致しました。稲刈りの真最中で例年より、7日~10日程
遅れているようです。もち米・ササニシキ・はえぬき・こしひかり・つや姫・ミルキークイーンの順で稲刈り
される予定で、はえぬきを刈っておられました。

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お話しを聞いていると17:00頃には、辺りが暗くなり初め改めて東北を実感しました。
(関西では17:00頃は、まだまだ明るい・・・・・・)
お盆以降の日照不足で、収量は少なめですが収穫したての「はえぬき」の玄米を見せて頂きましたが
光沢が有り、とてもきれいな玄米でした。
販売店の皆様、そして「サンファームしらたか」のお米を食べてくださる消費者の皆様に感謝。
平成27年度産米もよろしくお願い致します。


2015新米便り -会津喜多方-

 9月の末に会津喜多方の風間さんを訪ねました。

 北陸自動車道で新潟の沿岸部を縦走していると、新潟県の平野部は稲刈りに大きな遅れもなく終盤の様子で、既に切り株と土色の田んぼが大半でした。新潟JCTから磐越道に乗り換え日本海から内陸部に東走。福島県に入り、会津管内に下りてゆくと田んぼの風景は一変。まだほとんどの田んぼが黄金色の絨毯。会津地方でも今年はお盆以降気温低下と日照不足の影響を受け、喜多方コシヒカリのとう熟は一週間ほど遅れており、稲刈りはまだ始まったばかりでした。

 一見稲刈り適期に見える田んぼも、籾を抽出してみると水分はまだ30%近くあり、まだ1週間以上は刈れないようでした。バサバサ田んぼに分け入り、籾の先端を千切って枝梗の先端の枯れ具合を見る風間さん。

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 前日までは曇天と小雨が続いていたそうですが、この日は高く蒼い秋空が広がり、日本海方面からの乾いた心地よい西風が時おり強く吹き下ろし、会津盆地の稲穂を揺らしていました。
 「例年だと、この西風がお彼岸前頃から吹き始めるんだけどね」と風間さん。
この西風が稲穂を乾かし、会津地方に稲刈りの時期を知らせる自然の合図なのだそうです。青空と黄金色の絨毯のコントラストが素晴らしい、長閑で少しノスタルジックな気持ちになる、喜多方の午後の田園風景でした。

 前日に稲刈りを終えていた、地元の酒屋さんと契約する醸造用の掛け米の田んぼ。5条72馬力でフットワーク抜群の風間さんの愛車。

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 その後、10月中旬に収穫を終えた風間さんたちのお米。低温でゆっくりと熟した今年の喜多方コシヒカリは、やや小粒ながら米粒がしっかりとして甘みがあり、温暖化が叫ばれる以前の、昭和の時代のような懐かしい味わいのご飯になるそうです。

2015年10月23日 (金)

2015新米便り -千手-

 日本屈指のブランド米産地「魚沼」といえども、冬季は豪雪に閉ざされる単作地域の農業生産性は決して高いものではなく、農家の高齢化、後継者難は全国の他の農村と同じで、地域農業の担い手不足は深刻です。旧中魚沼郡川西町(現在の十日町市中屋敷地区)で、農業機械・乾燥施設の共同利用組織の統合や曲折を経て平成17年に改組され、現在はこの地域の農の将来を担う農業生産法人のひとつとなっている「株式会社千手」をご紹介致します。

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2015年10月17日 (土)

2015新米便り - 高畠町 -

 山形県高畠町「屋代郷」の今夏と秋のレポートです。

 屋代郷の社名となった「屋代郷」とは、この地域の古くからの呼称です。屋代郷の米作りの歴史についてよく判る動画がYoutubeにアップされていますので、是非ご参照ください。


YouTube: 屋代郷農民の願い

【 7月30日 】

  屋代郷の田園風景の象徴のひとつでもある、山すそに広がる葡萄畑のハウス。かって日本一のデラウェアの産地として栄華を誇ったぶどう園も、農家の高齢化・後継者難などから衰退し、作業の大変な丘陵地のぶどう園には放棄地が目立ちます。水田転作として平地に開墾されたぶどう園よりも、水はけの良さと日照に恵まれた山すその傾斜地のぶどうの品質の良さは誰もが知るとおり。近年の日本ワインのブームもあり、県外のワインメーカーが買付けに入るほど、高畠町の葡萄の品質は優れていますが、地元「高畠ワイン」の原料需要にも不足するほど、葡萄農家は減っています。

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 特別栽培、生産調整関連書類の整備・管理、地権者との相談、農産物検査などを担う「屋代郷のスーパー総務担当」木村さん。この地域では先達たちが整備してくれたダムや水路などの基盤に恵まれ、水不足の心配はありませんが、やはり猛暑で稲が夏バテ気味とのことでした。

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「米人」 平成27年新米便り

 米人webをご覧になって頂き、誠にありがとうございます。記事の配信が長らく滞っておりまして、大変失礼致しました。

 人口構造の変化からも今後ますます減り続ける国内のお米の消費。累積した過剰米在庫、国の政策の転換などから、「史上最安値」となった平成26年産の国内米価は、コメ生産を生業とする全国の専業・大規模農家の経営を圧迫しました。民主党政権から引き継がれた所得補償や、国が厚い交付金で誘導する飼料用米など主食用途以外の新規需要米の生産への転換などでしのぎながらも、相変わらず政治に左右される経営からの脱却は簡単ではない環境ではありますが、販売店や消費者の皆さんとのつながりを第一に考え、美味しさと安心・信頼、地域の自然環境や社会への責務を果たすべく、「米人」たちは、今年も誠実に、勤勉に、愚直に、お米の収穫を終えようとしています。

  

  当サイトの「米人」たちの、平成27年の秋作業の様子をダイジェストでレポートさせて頂きます。

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2014年11月21日 (金)

世界農業遺産「阿蘇」のくまさん

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   熊本県の阿蘇地域は、阿蘇五岳とその外輪山に囲まれた世界最大級のカルデラ地帯が織り成す草原や田園の雄大な風景が素晴らしい、九州を象徴する観光地として有名です。

   また、阿蘇の農業といえば、広大な草原で放牧された畜産のイメージが強いですが、お米や多様な園芸作物の品質の高さでも九州屈指の産地として知られます。

  阿蘇地域の農地は標高平均が500M近くという高地にあるため、元来は九州の中で寒冷な地域で、さらに火山灰土壌という、決して農業に適した土壌や気候ではなかった地域ですが、地勢や気候、農地の多面性や生物の多様性を活かし、先人たちの永年の智恵と努力によって形成され受け継がれてきた、現在の畜産との連携による農業は非常に合理的な循環システムであり、豊かな大地として見事に実を結び、高品質で豊富な農作物を育みます。また、古くからの人々の自然への畏敬と篤い信仰や、豊穣を祈る農業の伝統祭事も受け継がれている地域であることからも、世界的にも文化的価値の高い農村地帯として「世界農業遺産」に認定されています。阿蘇の農業についての詳細は是非公式ホームページをご参照ください。

世界農業遺産・阿蘇のOfficial website

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 ■ 「森のくまさん」について

   熊本米の期待の星として開発され、平成9年より、県下の山ろくを除く平坦地域での栽培に適したお米として作付けが拡大。「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」の血を引く極良食味米として普及が期待されましたが、県外でのブランド化は困難で知名度は上がりませんでした。また、近年の夏場の高温に弱い品種特性から、品質が低下傾向となり、平成19年をピークに奨励品種からも外れ、作付けは急減していました。

 

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  そんな中、2012年産米の森のくまさんが、(財)日本穀物検定協会が毎年行う全国のお米の食味ランキングにおいて、最高位「特A」ランクの中でも、パネラーによる合計評点が最高得点となったことが、一般紙、テレビニュース、ネットなどで大きく報じられたことから、たちまち森のくまさんは全国区の人気モノになってしまい、産地としては嬉しい反面、予期せぬ突然の需要増に困惑することになりました。

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■「阿蘇のくまさん」誕生

  気象条件にも恵まれ上手く栽培できた森のくまさんの美味しさはコシヒカリを凌ぐもので地元では有名でしたが、近年の熊本県平野部の夏の暑さは品種開発時には想定していなかったほどの厳しいもので、県下平坦地域向け中晩生品種の森のくまさんは、その出穂・乳熟期がまともに酷暑期に当たるため、高温障害によるシラタの発生が常態化するようになり、残念ながら作付けは大きく減少しています。県やJAも耐暑性の強い品種への切替を促進していました。そんな中での突然の大人気。県や生産者・JAとしても、品質の高い森のくまさんを安定的に生産し、大都市消費者の期待に応えられないものかと検討するなか、冷涼で年間平均気温が山形県とほぼ同じという阿蘇地域の気候条件に着目しました。

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 例年11月下旬には冠雪(写真左)。今年は初冠雪は11月13日。9月彼岸の頃にはススキが見ごろという早い秋(写真中央)。多い年は3月下旬まで残雪があります(写真右)。阿蘇地域は九州の東北地方なのです。

  冷害にも弱い品種であることから、熊本県下でも山間地域には不適とされ生産されていませんでしたが、温暖化の影響か、これだけ夏の気温が上がってくると、阿蘇などの山間地の気候と晩生種の栽培期に合うのではという発想から、JA阿蘇・稲作部会の篤農家有志により、阿蘇地域での高品質な森のくまさん作りへの取組みが昨年から始まりました。2年目の26年産米では、阿蘇エリアの標高400m以上の圃場に限定し50ha規模まで拡大。いよいよ生産・流通を本格化しました。

Img_0420▲阿蘇市三久保地区で「あそくま」プロジェクトに参加する若き地域の担い手・竹岡さん。8月上旬訪問時に森のくまさんの田んぼ前で。茎数、草丈、葉色・・・生育は順調。ここから窒素を落として玄米タンパクを下げることがポイントとなります。

Img_0773▲自らも「あそくま」を生産するJA阿蘇の田上営農課長。「こかして恥ずかしいけんが、撮らんといてよ~。この田んぼも明日には稲刈りばい」との弁。新たな品種で今年の冷夏・長雨・遅台風・・・。屋根の無い農業の無難しさですね。

  農薬や化学肥料も減じた特別栽培米であることももちろん、理化学データと実食官能評価の整合性で食味が高いと判断される、玄米粗タンパク値の低いお米とするために、タンパク値:7.6%未満(水分15%換算)という品質基準を設定し、収穫後の抽出検査で合格したお米を「JA阿蘇認定うまかもん米」として区別出荷します。

●JA阿蘇 特別栽培米トレーサビリティ 

▼JA阿蘇認定「うまかもん米」マーク

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  「水よし・土よし・育ちよし」。阿蘇の豊かな大自然と農業の歴史・技術によってすくすくと育てられた「阿蘇のくまさん」がいよいよ本格デビューです。

2014年8月 1日 (金)

米人に会いに行こう! ~互いの思いがつながる産地交流~

『米人』サイトは、消費者の皆様とコメ生産者である米人たちとを結ぶコミュニティサイトでありたいと考えています。
米人たちの米づくりをご紹介するだけでなく、ご覧戴いている皆様と米人たちの交流の場となり、
作る側、消費する側双方に絆が育まれることを願っています。

 

この度、米人のお米を数年前から使っていただいている料理店のご主人様と奥様が、
山形の米人・高橋 一夫さんに会いに来てくださった日の産地交流のことをご報告させていただきます。

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高橋さん(写真:右)の田んぼで談笑されるご主人様(写真:左)は、「予約がとれない和食の名店」のご店主として著名なお方です。
お店ではコースメニューのメインディッシュに、土鍋で炊いた御飯をだされるのですが、その御飯に高橋さんのお米を使ってくださっています。

 
高橋さんの米づくりは、農薬や化学肥料を一切使わないで育てる有機栽培で『山形つや姫』を作っています。

高橋さんは自分が真心こめて育てたお米がどのように流通し、どのような方々に食べていただけているのか今まで知り得ることがなかったので、
山形から遠く離れた地の名店で、生産者に寄り添い思いを馳せながら、その素材そのものを活かした料理を作られているご主人様から
お店のメインディッシュの御飯として、お客様に食べていただいていることを直接伺うことができ、
これからの米づくりへの励みになったことはもちろん、なお一層、その闘志を燃やすことになったのではないでしょうか。

P6262424 ▲畔を歩きながら思いを語らう

  

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